天文学者たちはついに太陽系の外から隕石を発見したのだろうか？

ハーバード大学の天体物理学者アヴィ・ローブ氏は、磁気そりを使ってパプアニューギニア沖の海底を約10日間かけて調査した後、700個以上の金属小球体を収集し、現在ハーバード大学の研究室とハーバード大学の研究室で詳細な検査を受けていると述べた。彼が協力を依頼した他の少なくとも 2 つの独立した研究室。

ローブ氏は、これらの小球の多くは直径 1 ミリメートル未満 (ピンの頭ほどの大きさ) で、地球に衝突することが初めて検出された星間隕石から来たものであると考えています。 彼は、国防総省の追跡データと近くの 2 か所からの地震測定値を組み合わせて、南太平洋における侵入場所を正確に特定することができました。

「私の科学者としてのキャリアの中で最もエキサイティングな一週間です」とローブ氏は遠征中の船上Zoomインタビューでアストロノミー誌に語った。 ケンブリッジに戻った後のフォローアップインタビューで、彼は収集された資料で確認された小球体の数が日に日に増加し続けていると述べた。

ローブ氏は、これらの資料に関する十分なデータを収集して、「できれば1か月以内に」査読付き雑誌に正式な論文を投稿できると期待していると述べた。 これらの小球体の組成が既知の太陽系天体や地球汚染物質の組成と大きく異なる場合、その物質が確かに星間天体由来のものであることを他の科学者に納得させるのに大いに役立つだろう。 そうすれば、これまでに発見された物体として認められたのはこれで 3 つ目となり、地球上で回収されたのは初めてとなる。 星間小惑星「オウムアムア」が最初で、ボリソフ彗星が二番目でした。

彼の遠征隊は、予想される着陸地点から遠く離れた海底の地域からサンプルを採取しただけでなく、隕石からの溶融液滴の予想される経路の一部からも多くのサンプルを採取した。 太陽系内からの通常の隕石は絶えず地球に衝突しているため、火山の噴火や人間による汚染に起因するものと同様に、これらの落下から時間の経過とともにあらゆる場所にバックグラウンドで大量の小球体が堆積するはずです。 「私たちは地球から来た物質と隕石から来た物質の違いを見分けることができます」とローブ氏は言う。 そして、背景の小球体と、背景と星間隕石の物質の混合である可能性のある経路からの小球体を比較することで、「違いを特徴付けることができるでしょう」と彼は言います。

ローブ氏の主張は一部の天文学者仲間から懐疑的に迎えられているが、いずれにしてもデータが物語を語るだろうと彼は言う。 小惑星、彗星、流星に関する最近の会議で、2人の天文学者がローブの結論の一部に異議を唱える講演を行った。その中には、IM1がそもそも本当に星間天体なのかどうか、もしそうなら、燃え盛る大気圏突入時に生き残った星間天体はあったのかどうかなども含まれる。地面に到達したこと。

アリゾナ州立大学の天体物理学教授スティーブン・デッシュ氏は、国防総省のセンサーが報告したように、物体が本当に秒速45キロ（秒速約28マイル）で大気圏に突入したと仮定すると、彼の計算結果は「もしそうだったとしたら」と述べている。鉄の場合、大気中でどれだけ燃えて蒸発するかを簡単に計算できますが、その量は 99.9999% 程度です。」 それは、何平方マイルもの面積に広がるため、検出するには物質が少なすぎることを意味すると彼は言う。

ローブ氏は、彼と彼の学生2人が査読済みの論文を書いたと指摘し、「そこで詳細なモデリングを行い、海底には数千個の小球体が存在するはずであると計算した。 それで、私たちは彼らを見つけました。」 彼が回収した資料の分析が完了すれば、問題は解決するはずだ、と彼は言う。

カナダのウェスタンオンタリオ大学の天文学者ピーター・ブラウンは、IM1が星間天体であるという結論に異議を唱える論文を発表した。 火球の突入に関する生データは機密センサーから得られたもので公開されていないため、ブラウン教授は、速度推定値は2倍以上外れており、その結果、その物体は通常の太陽系隕石だったであろうと結論づけている。 「結局のところ、センサーの測定の不確かさによって決まりますが、もちろんそれはわかりません」と彼は Astronomy に語った。